陳俞嘉
Master

陳俞嘉

2017 Red Dot Design Award 受賞店

企業の経営理念の実践 スコット・チェン

台中市のカフェ「Mojo Coffee」のオーナー陳俞嘉(スコット)は、科学実験を精神を忘れないコーヒーの「プレイヤー」です。コーヒー産業で仕事をする前は、コーヒーに関する知識は中途半端で、ニューヨークで企業経営を学んでから、逢甲大学英文科のカフェテリアで働くようになってようやく、コーヒーの道をゆっくり歩み始めたのです。 インダストリアルエンジニアリングの学位と英語力を武器に、スコットはコーヒーの起源である西側諸国からコーヒーを学びことに決め、海外の文献、ビデオ、書籍を直接購入し、先人たちが積み重ねてきたコーヒーに関する豊富な知識を系統的に学びなつつも、弟子入りという伝統的な手段を取りませんでした。逢甲大学のカフェテリアで1年間働いていたとき、膨大な専門知識に関する資料を短期間で読み漁り、コーヒーに対する基本的なスタイルやポリシーはこの時完成しました。当時、設備を購入して豆の焙煎も自分で行っていました。

コーヒーの修行を楽しみながら、コーヒーの世界の美しさと奥深さを悟りました。スコットは台中市に「Mojo Coffee」をオープンしました。オープン後、骨の髄まで浸透した科学的思考で、あらゆる時間をもっと美味しいコーヒーを生み出すことに費やしました。「原因を絞っていけば、美味しいコーヒーの作り方がわかってきます。」、例えば、コーヒーパウダーの粒の大きさの場合、他のパラメータを固定し、異なる粒の大きさのコーヒーパウダーでコーヒーをそれぞれ作ってみて、それから機器とソフトを使用してコーヒー濃度と品質を測定します。この実験のために、彼は関連機器をたくさん購入することを惜しみませんでした。しかし、量より質を重視するコーヒー愛好家の需要に応えるべく、スコットは毎年グアテマラとパナマに飛んで、自ら豆の品質を確かめ直接台湾へ生豆を輸入し、現地の農家を台湾へ招待しました。元の品質を維持することに加えて、コーヒー愛好家とコーヒー農家が間近で交流することで、愛好家の顧客ロイヤルティを高めることができます。問題解決から新しいビジネスモデルを見つけることで、経営者が成功する事例が数多く存在し、多くのベンチャー投資家を惹きつけさえしますが、スコットは常に個人経営にこだわりました。「理想の品質を手にするためには、利益のために安易に妥協すべきではない。」とスコットは言います。

実際、オーナーであるスコットの考え方は、「この製品は、このサービスはお客様のニーズに応えることができるだろうか?」、と非常に実践的です。
スコットは現在、台中に精誠六街の「The Factory/Mojocoffee」、五権西路一段の「Retro/ Mojocoffee」、ショッピングモール「秀泰生活台中文心店」内の「Grit」、合計3店舗のカフェと、精誠三街にコーヒー教室「Scott’s Laboratory」を経営しています。コーヒー事業を拡大に成功し、さらにコーヒー教室をスタートできたことが、ブランドの背後にある安定した成長の秘訣です「何か物事を行うときに先のことは期待しません。むしろ、問題に遭遇したときに、そこにビジネスチャンスが存在するものです。」とスコットの回答は意外なものでした。Mojocoffeeはエリア型のチェーン店ですが、この時点では、拡大路線をビジネス戦略とせず、むしろコーヒーの知識を更に深めるコーヒー教室を展開して、店舗のコーヒーの品質水準を高めてることに力を入れています。そのため、2015年にScott’s Laboratoryを開設して、内部のバリスタと外部のコーヒー関連の業者が一斉に研修に参加して、共に研鑽できる環境を提供しています。